尊敬する投資家の片山さんがyoutubeでおっしゃられた銘柄保有における握力について「力なんて籠ってない」という発言をずっと考えてきました。
これまでどうやったら握力をつけるかを考えていた私からしたら目から鱗すぎて、ピンときませんでした。
この発言について分析してみました。
皆さん、含み益が増えてくると自分の証券口座の資産のプラスや含み益をみてニヤニヤすることはないですか?
僕はmoneyforwardを使って総資産を可視化しているので、毎日の増減がすぐにわかります。
まさに今は地合いがいいので、毎日総資産ニヤニヤです。
一日に何回もアプリを開いてニヤニヤ。
妻にアプリを見せてニヤニヤ。
一方で、地合いが悪くなったり、雰囲気が悪くなると、一気に資産は減っていきます。
人間は、一度手に入れたものがなくなっていくことに対して心理的に苦痛を強く感じるそうです。
これを保有効果というそうで、一度ニヤニヤした資産を維持するために利確をしたくなるわけです。
とはいえ、自分なりのストーリーを作って、
会社の将来性を信じて購入してるわけです。
簡単に売れません。
多少の調整があるのは当然だし、値動きだけで売ることは当初の購入理由とは矛盾します。
ここで握力という言葉が出てきます。
つまり心理的欲求に立ち向かうために握力という言葉を使ってその銘柄の利確を我慢したいというわけです。
簡単に図にしてみました。
この好調な地合いです。
ちょっと地合いが悪くなると、ものすごい勢いで総資産ニヤニヤ軍が勢いをつけ始めます。
僕なんて一気に押し切られそうです。
一方、そもそも力が籠ってないということは、
この総資産ニヤニヤ軍が存在していないことになります。または、購入理由軍が100対1くらいで圧勝してるような状況。
欲望捨てるには、どうしたらいいのでしょう。
意見① 総資産ニヤニヤしてしまうのが原因なので、資産可視化をやめればいい。
いや、買単価覚えてるし、証券会社のアプリ開いたら含み益はでちゃう。
意見② 煩悩を捨てるため、出家する
トイレでこっそりスマホでトレードしそう。
ふざけました。
どちらかというとこの思想て、経営者よりのような気がします。
市場環境や、ビジネスモデル、優位性を理解して、数年先の会社の業績を自分なりのストーリーを作って投資する。
それ以外はノイズであって、総資産ニヤニヤなんて、自分の欲望なだけで、会社の成長性とはなんら関係ない。
欲望がつけいる隙なんてそもそもない。だから握力なんて発生しない。
「力が籠っていない」とはこういう心理的欲求が生み出されない状況なのではないでしょうか
うーん。頭では理解したとしても、、
今日もニヤニヤしてまうで。。。