AI insideは寄らずのS安
売れない状況が続いています。

投資は自己責任という前提ではあるものの、もし僕が書いた内容で購入した方がいたらと思うと、非常に心苦しく思ってます。

僕自身AI insideで1000万以上損失をおったわけですが、今回、自分が狙っている銘柄のリスクについて書きたいと思います。

僕が以前主力にしていたホープ、そしてAI insideも、今年おそらく全銘柄中1位、2位で暴落してます。
とんでもないリスクのある銘柄ばかり買ってブログに書きやがって、どうなってるんだとご批判もいただきました。

これは偶然なのでしょうか。いえ確率的にはあり得える話だと思います。
僕のメイン手法は、大化け銘柄に投資をするというものです。

ここでいう大化け銘柄とは、大きく業績が伸びて、PL、BSともに1年前の決算と全く違う銘柄のことをいいます。
ようは、様々な投資本でも記載のあるビッグチェンジ系です。

ビッグチェンジ銘柄になる要因は、
・社会構造の変化による需要の変化
・世界の情勢やトレンド
・法改正
・新規事業、新商品のヒットなどなど

によっておこりえると思います。

ビッグチェンジ系は業績が一気に上がるので、短期間で株価が何倍にもなる可能性があります。
一方で、当然何倍にもなったので、その業績を維持できない場合、株価が大きく下がるリスクも生じます。

売上が前年比200%になるとすれば異常値です。

つまりそのビッグチェンジに継続性があるかどうか、そしてそれがどこまで続くかどうかは非常に重要な部分です。

たとえばいきなりステーキは、人気になり一気に拡大して、そして即飽きられました。
ライザップやガンホーなんかもそうだとおもいます。

ペッパーフード

ペッパーフード


ライザップ


rizap

ガンホー

ガンホー


単一商品だとどんなに頑張ってもいつかは飽きる。今流行っているウマ娘もいつかは売上が落ちてくると思います。

じっくりジワジワは安定感があるけど、一気にビューンは安定感にかけるのです。

そして、それはBtoBでも例外ではないということを今回改めて思っています。

ホープのエネルギー事業は、新電力という新しい制度の中で自治体向けは青天井のビジネスで一気にビッグチェンジしました。
だが、電力価格を市場に頼るという大きなリスクを抱えていたため
拡大した売上は一気に逆回転し、債務超過までいきました。

AI insideもご承知の通りです。

山高ければ谷深し

業績の拡大とともに期待感をもって株価は大きく上昇しました。ただその後の失望感は大きく、一気に株価は落ちていきます。

僕が狙っているのは一気にビューンなのです。

なので理想は、初動近辺で買って、ストーリーが崩れた瞬間に出来るだけ早く売却したいといつも思ってます。

ただ過去から振り返ればここがピークだったことは分かるけど、
その投資している時点で、売却かどうかの判断を下すのはとても難しいです。

ホープについていえば、日々、電力卸市場(JEPX)をチェックするというのは判断材料として有効でした。

僕がAI insideで失敗したのは、コロナ禍におけるDX化という社会変化の枠組みで
NTT西日本の契約増を捉えてしまったこと、そして入る位置がすでにリスクがある中で
3Q決算を迎えたことにあります。

今になって思えば、NTT西日本の大量契約は、
2か月無料、解約料無料で本来需要が高くない顧客とも契約したいわば、お試し的な契約だったと認識しています。
そしてその契約は1年後に更新される。

AI insideは、全契約の70%近くがこのキャンペーンで獲得したわけなので
このキャンペーンの内容及び詳細を説明資料で記載すべきだったと思ってます。
これは20年11月の2Qの決算説明会の質疑応答資料ですが、このあたりですね。
開示があればもう少しこのリスクについて認識が変わっていた可能性はあります。

ai2

ai3


まぁ会社側もこれは想定してなかった事態だとも思います。
SaaSで契約がここまで更新されないなんて想像できませんし。
ある程度の解約数は増加すると思いましたが、
7636件は想像を遥かに超えています。
想像不足と言われればそれまでなのかもしれませんが。。。



今の保有銘柄


ここまで書いて、はて? ワイが今持ってる銘柄で、ビッグチェンジ済みでリスクありそうな銘柄あるかなと振り返りました。ありました。

Zoomです。

コロナ禍による社会変化で、ビッグチェンジ。ズッポシです。
Zoomに継続性があるかどうか市場も判断しかねてるところな気がします。
Zoom phoneには大きなポテンシャルがあり、コロナ後における社会構造の変化は
そう変わらないというのが僕の見立てですが、どうでしょうか。

長々と書きましたが、今思うことは、どんなに調べ尽くてもリスクを全て削ることはできないということです。
それがある以上はある程度分散して、投資を行っていきたいというのが今の心境です。