僕はしがない芸人でしたので、
今回株が大きく上がるブレイクの瞬間と、お笑い芸人が売れた瞬間を無理やり比較してみたいと思います。

株の世界では、特許取得や、新技術の商品リリースなど大きな材料がでると一気に株価が2-3倍になったりします。
ですが、その材料に実態(売上高の貢献が少ない)が伴っていない場合は、しばらくすると、その人気も維持できず、結局元の株価に戻っていきます。

お笑いの世界でいうと、一発屋の芸人に似ています。
8.6秒バズーカという芸人がいました。
彼らは、デビュー1年目でラッスンゴレライのネタでブレイクしました。
テレビ番組にひっぱりだこ。
日本中の子供達がまねをして一斉を風靡しましたがその後彼らのネタも飽きられて、また芸歴もまだ浅いため、トークなどの実力も示せられなかったため消えていきました。

株のチャートでいくとまさにこんな感じです。

安永2

これは安永という会社です。
16年11月に「リチウムイオン電池製造に関する新技術開発」のIRがリリースされ500円→3600円まで上昇しました。
その後株価は一気に1100円まで下がり、材料は見当たらないものの再度仕掛けがあり上昇しますが、結局それが会社業績に反映されていないので株価は下降中です。

結局お笑いも株の世界も、実力がないとテレビに出続けれないし、株価も維持できません。
ラッスンゴレライに乗るという投資法もありますが、人気がなくなると一気に株価は急降下しするのでリスクが高く僕はしません。

ではどういう銘柄がいいのでしょうか?

芸人でいうとチョコレートプラネットです。
チョコプラは、分かりやすくIKKOと和泉元彌のモノマネでブレイクしましたが、
実は芸歴は14年あり、コントやトークの実力もすごいし、自力があります。
モノマネに飽きられる前に自分たちの実力をテレビで披露していきます。
さらに次から次へとバズる新ネタを披露する。もう株価はうなぎ上りです。

チャートで言うとこんな感じ。

ホープ2


これはホープという去年約13.5倍も上昇した上場企業の中で上昇率1位の企業です。
新規事業のエネルギー事業の取引規模が予想を超えたという上方修正をきっかけにブレイクしました。
その時の上方修正

お笑いで無理やり例えると、エネルギー事業という新ネタが一気にバズったわけです。
芸人でいう売れた瞬間です。
ここからホープの快進撃が始まり、実際に売上高は38億から今期140億の予想となり現在も
株価は新高値近辺にいます。

世間体にわかりやすくブレイク、その後それが売上に寄与し、どんどん企業が拡大していく。
そんなチョコプラのような銘柄に投資したいと思っています。