信念投資 ヤマヒマンの株ブログ

投資の話とおにぎり屋の話をします。

2013年、経済的自由を求めて株式投資を始める。 2022年、脱サラしておにぎり屋を始める。 株とおにぎり屋のブログです。

2020年09月

20/09/30時点 資産

今月も締まりましたので、9月末資産です。


総資産 49,434,126円

昨月比   +8.6%

年初来   +63.1%

総資産3


今月は、調整月と思っていたこともあり、
現物株は一切売買しなかった。

結果的には、ホープの上昇により資産は今月も増えた。


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持ってるだけでどんどん上昇していく相場。
このような相場でいかに資産を伸ばせるかが鍵なので、よりパフォーマンスを出せるように、銘柄選定をより研究したい。

正直相場が強すぎて今のところあまり大きな不安は感じない。

変化があるとすれば大統領選挙だろう

そこまでは強気に落ちたら購入していこうと思う。


また米国株投資を今月から始めた。
こちらは私の資産も移管し、妻口座での運用。
ボラティリティがマザーズより高い。
こんなにも時価総額があるのに、毎日数パーセント上下する。
短期での売買ではないので、毎日静かに見守りたい。

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米国株投資始まりました。

7月ごろに米国株投資を始めたい
と書いたが現在の米国株の調整でようやくPFが完成した。
妻より任されてる資産も入れて900万円で運用する。

スクリーンショット 2020-09-22 084806


主力銘柄はズームとペロトンだ。
ご存知ズーム飲みのズーム。
コロナにより世界的なブランド力を構築した。
アメリカだけでなくインドや日本などで利用が急進している。
またアジアや欧州でも利用が伸びており、成長余地は計りしれないと判断した。

ペロトン(PTON)

自社のエクササイズバイクとモニター、オンラインのコンテンツを融合した新しいサービスだ。SaaS Plus a boxと呼ばれるハードウェアの販売と、そのハードウェアを利用するサービスに対して継続課金をするという、両方のモデルを兼ね備えたビジネス。

今後の新しいビジネスモデルといわれる。
有名なインストラクターがいて、決まった時間にみんなでいっせいにバイクを走る。
そしてSNSで連携され自分の頑張りが可視化できる。
最近、CEOが10〜20年後1億人のサブスク顧客を信じているとコメントした。
それほどまでに今ペロトンの勢いはすごい。

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今後がとても楽しみだ。

■銘柄を選別した視点

①身近に感じられる銘柄

言語や情報収集の部分で日本株に比べ圧倒的にリサーチ能力が落ちる。
結果銘柄への納得感が低く信念が産まれにくい。
身近な銘柄だとサービスの良さや成長性も感じられる。

②圧倒的に成長している銘柄

テック系の米国株は本当に割高である。
当然ズームも、ペロトンも割高だ。
割高を超えるには圧倒的な成長が必要だ。
どちらもコロナによる影響で急成長している側面はある。
ただ、コロナを契機として、この2つのサービスは長期的に成長するのではと考えている。

■運用方針
ストーリーが崩れないかぎり保有していく。なので基本的には長期投資になる。
定期観測をブログで随時上げていこうと思う。

マイ株歴史 東電株 後半

前半をまだ読んでいない方は、まず前半部分をお読みいただければと思います。


2013年1月、日経株価は大きく動き出していました。

僕は、取り憑かれたかのように、東電株に夢中でした。

3月下旬、200円前後で推移していた東電株が突然動意づきました。
4日連続10%以上の上昇。
4月中旬には450円になっていました。

その時の東電株は出来高も毎日市場トップでした。

半年前に株を始めた初心者が、一点集中した銘柄がアベノミクスの人気銘柄になったのです。
僕は大いに株に対して自信を持ちました。
と同時に自分のこのアイデアは完璧だと確信しました。

東電株はここからさらに上がる。
少なくとも事故前の2000円の半額には戻るだろうと根拠のない考えが頭を支配しました。

この考えが完璧なのであれば、今現物株だけで運用しておくのはもったいない。
信用買いを加えるべきだと思い、信用口座を開設しました。
開設したその日に信用で2倍まで買い増しました。

4月、アベノミクスという言葉と共に、テレビでも大きく報道され、狂ったように日経平均は連日上昇していました。 

そんなある日、井中先輩から電話がありました。


「東電株、俺も買いたい。」


パチンコとキャバクラに明け暮れていた先輩がいよいよ黒田バズーカによって株に目覚めました。

僕と井中先輩はその日から株の話題で夢中になりました。

東電株は一旦の調整後、アベノミクスの追い風と共に5月14日より再び猛烈な上昇を開始しました。

5月13日 450円 
5月14日 520円 +15.5% 
5月16日 612円 +17.7%
5月17日 626円   +2.2%
5月20日 725円 +15.8%

たった1週間で株価は約2倍に。

僕は、初めて1万円の高級寿司に。
井中先輩は、いつもの神田のキャバクラで初めて同伴出勤をしました。

そして、5月21日、
朝から寄らず、前日比11%高の始値807円をつけました。
半年前100万以下だった僕の資産は約800万ほどになってました。

もはや仕事どころではない2人。

カイジ流に言うならば、
桃源郷を彷徨うが如くの圧倒的至福っ…!


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突然大きな声オフィスに響きわたりました。


「早くその株売ったほうがいいです!」


カンさんでした。

「ボリンジャー3シグマいってるじゃない!RSIも100。これ十時線になるよ!」

日本語もわからず株も詳しくない思ってたカンさん。
専門用語を混ぜて話してきました。
無口のはずが、いきなり悟空の場所を話始めた人造人間16号のようです。

聞けばカンさん韓国で信用取引をし株取引で大損。二度とやらないと決めたという。その時に詳しく株を勉強したそう。

でもそんなこと東電爆上げボーイズの僕らの耳には届きません。
アベノミクスの中心にいる東電株が落ちる訳はない。強く反論しました。

カンさんは、残念そうな顔をして仕事に戻りました。

800円に到達したその日をピークに東電株は下がりはじめました。
そして5月23日、日経平均も暴落。

日々減っていく含み益。
動揺する僕と井中先輩。
ただ僕の心には、根拠のない自信が灯っていました。必ず戻る。
東電株は、1000円になるんだ!と。

ふと横を見ると

井中先輩は無言で、成行で売ってました。

その後東電株は、800円を奪還することなく、長期下降トレンドに。

結局僕の心も折れ、約1年後に400円前後で全て売却しました。
資産としては当初に比べ300万になりましたが、気持ちは完全に負けていました。

なぜあの時利確出来なかったのだろうと。
自分の信念は、なんの根拠もないただの思い込みだったのだと悟りました。

東電株の800円は、10年に1度の上昇相場と交わり、人々の熱狂とともに、祭り上げられファンダメンタルズとは一切関係のない虚像の数字。

それが自分が描いたストーリーと、偶然にも一致しただけだったのです。。。

以上
僕が初めて購入した銘柄 東電株の思い出でした。

ここから学ぶことは、3つありました。

①井中先輩の株購入
先輩は最初から株に興味はありませんでした。
4月メディアが大きく株の上昇を取り上げ、儲かるなら株をやりたいということで
入ってきたのです。
この時点で旨味はほとんどありません。
ニューヨークの靴磨きの少年のように、
興味のない人が株を始める=相場の天井が近い
良く分からないOLが儲かっているニュースを見たら本当に注意が必要と思っています。

②カンさんのアドバイス
僕は今でもあの時、あの声を聞いておけばと後悔しています。
今、振り返ってみるとどう考えても過熱しており少なくとも一部利確が正しい選択でした。
上昇している時ほど周りが見えなくなる。
その時ほど冷静になろうと。

③信念とは紙一重
僕は性格的に思い込みが激しいタイプです。
ホールド力が高まり、大きく利益を引っ張ることができる反面失敗に気づかないと大きく損失を出す可能性があります。

常に自分の信念に対して、この考えが本当に正しいのかという自問自答を繰り返し、冷静と情熱のあいだを保とうと心掛けています

現在、東電株は300円。
東電株は復活し、1000円に到達するという僕が描いたストーリーは、外れていたわけです。

マイ株歴史 東電株 前半

最近、ブログも以前より見て頂けるようになったので、改めて自己紹介がてら僕の株歴史を書きたいと思います。

株を始めたのは2012年後半でした。
僕は28歳まで芸人をやっていました。
生活をするのもギリギリでお金なく、70万前後のスタートだったと思います。

株を始めた理由は経済的自由を得るためです。
芸人を諦めた今、リーマンが一発逆転で大金を手にする最もシンプルな方法は株しかないと思いました。

何を買ったらいいか全く分からないので、とりあえず評判が良さそうな本を買いました。




ファンダメンタルズの名著とよばれるこの本は
今振り返っても気付かされる点があり、この本が今の自分のスタイルの一部をなしています。

ただ当時は、難しいワードなどもありピンとこず、なんとか読了しました。
その中で、印象に残った記述がありました。

それは、業績回復株という紹介で、
スリーマイル島原子力発電所で事故が発生し、同発電所を運営していたGPU社の株が暴落。
3ドルまで落ちた株価が、8年をかけて38ドルに戻ったという話でした。


これ、まんま東京電力じゃないか。。。


ご存じのように東京電力は2011年、原発事故を起こして東電の株価は2000円から130円まで下がってました。

調べてみると電力は必ず必要のため、
国から多額の資金援助が入っており東京電力を国が潰せないことが分かりました。

スリーマイル島と同様に、東電株は回復する!

思いついた考えに興奮しました。

僕が当時働いていた会社は僕含めて3人しか社員がいないベンチャーでした。
1人は韓国人で32歳女性のカンさん。
もう一人は、大学の先輩で入社を誘ってくれた井中先輩でした。

早速井中先輩に、東電株の良さを力説しました。


「もうそんなことよりパチンコやろうぜ」


井中先輩はパチンコ狂いだったのです。

お話にならない。
その日僕は全資産、東電株を買いました
といっても70万です。

その日から僕は東電株に憑かれたようでした。毎日そのことしか考えられず、毎月給与が出ては、コツコツ東電株を買いました。

2012年12月17日東電株が突如S高となりました。

その前日、衆議院総選挙で自民党が過半数を大きく上回り政権交代が決定しました。
市場は、自民党が東電に対して更なる公的支援を行うという思惑からでした。

この時の自分を表現しているコマはこれ以上ないです。 

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自民党への感謝。心の底から感謝しました。

自分が思いついたアイデアが近づいている。自民党のおかげで復活するのだと!

すぐに井中先輩に東電がS高になったこと。東電は自民党の下、大きく復活することを伝え、
東電株を強く勧めました。


「そんなことより神田のキャバクラ行こうよ。」


井中先輩はキャバクラ狂いでもありました。


お話にならない。
カンさんにも話して東電株を勧めようと思いましたが、日本に来てまだ短く、日本語での意思疎通が難しい部分があり、
またそもそも株に興味が無さそうなので話すことはやめました。


2012年12月26日、
第二次安倍内閣が発足しました。

2013年、停滞していた日本の株式市場が大きく動き始めた年。


僕は、幸運にもアベノミクスが動き出す、ほんの少し前に株を始めていたのです。

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思いがけず長くなりそうなので、次回続きを書きたいと思います。。。

ジモティー【7082】 銘柄分析

今日は、主力銘柄であるジモティーについて書いてみます。

■ジモティーとは

ジモティーはクラシファイドサイトを運用している会社です。

クラシファイドサイトとは、
地元の人同士が不用品をあげたり、格安で譲ったり。あるいはサークルや仕事を探したり、地元の人たちの掲示板サイトです。


ジモティー


日本では、クラシファイドサイトはジモティー1強です。
過去にはメルカリアッテなどもありましたが撤退しました。

世界ではアメリカのcraigslistや中国の58.comなどがあります。

僕がジモティーのポテンシャルがすごいと思ってるのですが、その理由は利用者数です。

1.月間利用者数1000万人
2.月間8億PV

日本で有数の利用者数を誇っているにも関わらず、売上規模は14億、時価総額190億です。
あまりにギャップがあると思いませんか!?

利用者数はメルカリと同程度なのに、この差の違いはビジネスモデルにあります。

メルカリはフリマのプラットフォームで、一度の取引で手数料として10%をとります。
ジモティーは地元の人の掲示板という位置づけのため、当人同士は無料。
売上構成は、ほぼ広告のみです。

広告


そのため両社の価値には大きく差がありますが、利用者数が同程度ということは、ジモティーはマネタイズの部分がうまくできれば大きく利益が伸ばせるのでは思っているわけです。

当然会社側も売上構成を大きなテーマとして認識しており、このあたりが改善してくることと一気に利益が増えてきそうです。

成長

成長性



■直近の決算について

2Qは売上減り、利益が増えました。

売上減少=コロナ禍により広告需要が減り広告単価が減った
利益増 =CMなど販促費が抑えられた

気になる利用者数ですが、2Qで大きく増えました。3Qの予想ですが、かなりいい数字が出ると踏んでます。

理由は、2つです。
下の表は、月間PV数、投稿数等重要KPIをまとめた資料です。

PV数

①IRも言ってますが、広告費が毎期ジモティーは1,4Qに多く使います。
なので、次の3Qは経費負担が減ります。

②今回売上が下がったのは広告単価の下落です
今まで、0.2円前後で推移していたのに、1PVにおける売上は2Qでは、0.13円でした。
もし広告単価が下落せず、今のPV数であれば、どうだったでしょうか?
それが、網掛け部分の3Qです。3億程度の利益がでていたことになります。
IR資料でも、6月より広告単価が回復傾向にあるということからも3Qは期待ができそうです。

Twitter プロフィール
経済的自由を求めて2013年より株式投資を始める。 2022年脱サラしておにぎり屋を始める。 株とおにぎり屋のブログです。
総資産推移
2014年  2,961,412円
2015年  4,489,424円
2016年  6,826,520円
2017年  15,681,681円
←ユナイテッドに投資
2018年  13,901,773円 ←JALCO HDで負ける
2019年  30,625,866円
←賃貸併用住宅を建て大家になる。ホープで勝つ
2020年  49,884,788円
←コロナ禍。金融緩和で株高に。
2021年  39,183,907円
←AI insideで負ける。一時復活するも一発狙いとなり資産減となる。